院内託児所は、病院内または病院に併設された場所で子どもを預かる施設です。院内託児所のメリットは、子どもが近くにいるため様子を見に行けることや料金が安いことなどが挙げられます。また、24時間体制で運営している院内託児所も多く、夜勤の際に子どもを預けることのできる施設もあるため、子どもがひとりで外出しまったり急病になっても近くに誰もいないなどのリスクを回避できます。保護者の看護師も安心して仕事ができます。

そんな院内託児所ですが、子どもたちの1日のスケジュールはどうなっているのでしょうか?実は一般的な保育園とあまり変わりません。

日中の場合は、朝に院内託児所に子どもを預けて、保育士と情報を共有します。親はここで病院に勤務に行き、子どもは自由遊びまたは天気が良い日は近くの公園に戸外活動に行くケースもあります。その後、昼食を食べてお昼寝をし、起きたらおやつをもらったり、遊んだりします。その後、帰宅時間が来たら迎えに行くようなスケジュールが組まれています。

夜勤時に預ける場合は、夜に子どもを預けるため、子どもが戸外活動に行くことはありません。夕食を食べて、入浴し、朝まで睡眠を取ります。夜勤の際は、なるべく普段の子どもの生活を崩さないようにスケジュールが組まれているため、体調を崩すことが少ないといわれています。

準夜勤(夕方〜深夜)の時間帯に子どもを預けても大丈夫なのかと心配される方も多いですが、保育のプロである保育士がついていてくれるため、生活リズムが崩れて体調面や情緒面で悪影響を与えることは少ないというのが今の有力な説となっています。