これから看護師の仕事を始める、またはすでに仕事をしている方のなかで幼い子どもがいる方も多いでしょう。子どもを預かってくれる祖父母が近くにいない場合は、日中子どもを預けておける施設を探す必要があります。通常、保育園が預け先の候補となりますが、看護師の場合は院内託児所が利用できるため、「保育園と院内託児所はどちらがいいんだろう」と悩まれることも多いでしょう。
院内託児所と保育園の違いのひとつとして挙げられるのが、夜も預かってくれることです。一般的な認可保育園は7時〜18時まで見てもらえますが、院内託児所は24時間体制で預けられる施設もあります。院内で働く医療従事者のために設置されていますから、夜勤時のことも考えて作られているのです。
ちなみに常勤看護師のシフトは三交代制か二交代制を採用していますが、院内託児所でもそれに合わせた対応をしてくれます。三交代制の場合、看護師は日勤と準夜勤(夕方から深夜)、夜勤(深夜から朝)とシフトが回ってきます。準夜勤のときは「午後に登校してきた子どもを一旦寝かしつけてもらい深夜にお迎え」となり、夜勤は「夜に登校してきた子どもを寝かしつけてもらい朝にお迎え」となります。看護師に合わせた預かってくれるのが院内託児所の特徴です。
そして、院内託児所と保育園の違いとしてはほかに、行事の規模や回数が少ないことがあります。看護師に合わせて預かっているため、行事の回数を多くしてしまったら看護師の負担になるため、なるべく行事は行わないのです。
子どもを預ける場合は、これらの特徴を考えて総合的に判断しましょう。